日本・佐賀到着

その時は苦しかったけど、やらなければいけない事があって自分の人生の中の区切りをつけて来た。そうでもしなかったら前に進む事ができなかった。沢山の人に迷惑をかけてしまっただろう。

都会では目立つと思うくらいに土で汚れたスニーカーが何よりの証拠。

後悔をして、自分で自分を攻めたり、慰めてみたり。理由付けしてみたり。

全ては自分も磨くための修行だから、こんなこともあると思うしか無い。
でも、仕方が無いと言う言葉で済ませられない事もある。
でも、運命や宇宙の力も信じている。奇跡だって起きることも。

新幹線の指定席に座り、沈み気味の時はさすがに「Silent Spring」は読めず、「魔女の１ダース」を読みはじめたら爆笑の連続。静かな新幹線の中で笑いを堪えるのに必死だった。ちょっと元気になった気がした。

こんな僕でも待っていてくれる人がいる故郷に到着した。

姉の家族から手書きのファックスが実家に届いていた。「帰国おめでとう」と言う言葉に胸を打たれた。帰って来たのだととやっと実感した。