レクチャー

実技を教えているとレクチャーと言うものはあまりする機会が無い。授業でも時間全部を話すだけと言うことは絶対に無い。1時間のレクチャーをするように頼まれたのは去年の夏の終わり。3月だからまだまだ先だと思っていたら、急にその日はやってきた。

僕の演劇の専門は身体表現。ジェスチャーとかボディーラングエージとかも含めた体での役作りと言うものを教えている。僕がどういう風な形で役者にそれを教えているかを完結にまとめた話をレクチャーの内容にした。パワーポイントプレゼンテーションを使い、45分とにかく話す。最初は緊張していたが、だんだんと慣れてきて、少しは笑わせることも出来た。他の学部の先生達10人が来ていて、多分下手だったレクチャーを辛抱して聞いてくれた。残り時間は質疑応答。面白い質問をしてくれて、それでまた話しをして一時間をうめることができた。良かったとか有り難うとか言っていくれる優しい先生達。自分の専門の知識、英語力、話の仕方、色んな面でのチャレンジだったが、やって良かったと最後には思えた。

学んだことは授業をしている時と同じように自分らしくやれば良いと言うこと。そんな自分が求められているように思えたから、ここで仕事がしたかったのだろう。こんな僕でも大学の先生として認められている。その事をさらに実感することが出来た。

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