美しさ


僕は田舎にすんでいる。アパートから見える景色は僕はとても大好きだ。きれいな畑と山を見ながら毎朝コーヒーをすするとささやかな幸せがにじみ出てくる。

僕は山が恋しい。いつからだろうか、山でひっそりと農業を営みながら暮したい。そんな妄想にかられるようになった。でも、それはかなうことのない夢であり、きっと畑も僕にとってはステージであり、そんななかで作業を演じることに憧れているのかも知れない。美しすぎる畑と言う舞台でもくもくと作業をしている姿が格好よく見えてしまう。

田舎から佐賀の町に向かい運転していると、そんな「役者たち」をたくさん見ることができる。別に彼らは演じているわけでも無く、畑が舞台だなんて考える人もいないだろう。でも、時より一瞬の美しさに僕は感銘を受ける。写真をいくらとっても足りないくらいだ。

嘉瀬川を超えると佐賀の町が見えてくると、思うことがある。僕が選んだステージは佐賀だということだ。そんなことをかみしめながら、また今日も頑張ろうと気になれる。アメリカでバリバリやっていた頃と同じくらいに納得して満足してエネルギーが湧き出てくるような仕事を毎日できるようになりたいと言う焦りがあるのであろうけど…

「遠く遠く離れていても
僕のことがわかるように
力いっぱい 輝ける日を
この街で迎えたい」槇原則之

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