Come back to Asia...

一昔前のTMネットワークの歌に「Come Back to Asia」と言う歌があり、今でも時より口ずさむ歌だ。

「Come Back to Asia
 生まれてくるものに
 記憶を与え
 土に還るものたち

 Come Back to Asia
 果てなく くり返す
 時の営みを
 愛した時 君がいる

 すべては変わり続ける
 永遠は どこにもない
 生命と別れ アジアに抱かれて

 だけど 君に伝えたい
 一度は失くしたもの
 再び出会い 取り戻せるのさ」

当時、中学生の自分がこの歌詞の意味をどれくらい把握していたは定かでは無いかもしれないが、何か深い意味を感じてずっとずっと心の中に残ってきたのには間違いない。全ては永遠では無いと知った思春期の僕は途方にくれたことを思い出す。そして、この歌を口ずさんでいた。

「時の営み」を愛することが本当に出来るのだろうか。「一度失くしたものに再び出会える」そんなことができるのか。

その中学2年の時から、僕は自分の生きた方に疑問を持つようになった。何のために勉強をしているのか。いい高校に入って、いい大学に行って、サラリーマンになって、結婚して、家買って...平凡なレールにしかれた人生を目の前にした時に、危機感を感じた。自分の生きて行く意味を見いだせるようなことをやりたいと思った。運命を感じたいと思った。そして、とにかく未知である世界へ飛び立ちたいと思った。

だけど、いずれはCome back to Asiaなのだと思う。日本という国への誇り、日本人であるというアイデンティティーをより強く感じるようになり、僕を生んだ場所や先人とのつながりを求めるようになった。

必然的と言えば必然的だったのかもしれない。

今、日本に佐賀に居る理由...。その運命とは何かということを問いかけながら生きる日々は続く...。

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