安らかな眠りを思い出す

久しぶりに日本を離れてみると色々な事を思う。得に今回の旅は自分の生き方を考える。今までしてきたこと。これからやること。やらなければならないこと。

僕はわりと前向きな方であるが、時には過去を振り返る。忘れてしまえばいいことでさえも。そして、いまだに同じことを考えていたりする自分に進歩がなかったりしてがっかりする。後ろ向きで歩く事もたまには人生に必要なのかもしれない。

そんな時に、坂本美雨の「in acuascape」が心の中に入り込んでくる。

「何もかも見てきた海 解くことのできない宇宙
自分のはかなさを 感じて 拡がる
新しい朝が来れば 露が満たしてくれる
その声を聞くために 水に帰るように目を閉じて」

アルケミストのように「何かを望めば、宇宙のすべてが協力してくれて、それを実現するように助けてくれること」が本当に起きて、この歌を聞きながら次の日の朝がこなくてもいいくらいに心から安心して安らかに眠ることができたことを思い出す。

少しでも運命とか宇宙とかを感じると、人生に起きることはすでに定められていることに気づく。また、あの眠りに出会えるのであれば、それはきっと運命なのだろう。