すてきせき

僕が良く使う好きな言葉がある。それは「素敵」と「奇跡」、だから二つ合わせて「すてきせき」。実にくだらない...(笑)。

何か出来るかもしれないって思うことは素敵で、そして、それを実際にやれるって奇跡だと思う。そんなに凄いことではないかもしれないけれど、演劇をやっていると「素敵」と「奇跡」(すてきせき)の連続が起きる。

まずは、あるメンバー同士がお互いに出会えたこと。そして、夜中に閃いて脚本を書く事ができたり、素敵な歌が出来てきたり...と少しずつ「やりたい」と思ったことが、「できる」に変わり、長い時間と沢山の人達の協力のもと、 段々と実現していく。思いが形になる瞬間は奇跡という他に表しようがない。

踏ん張って頑張って本番という奇跡の瞬間を迎えるのだ。そこにはドラマが生まれる。人生にいくつあるかわからない感動が響き渡る。脚本を書き上げた時点で見えた鳥肌が立つようなイメージが、そこにはある。

僕は公演をする度、こんな思いや魂を注ぎ込むことで「すてきせき」に出会いたいと思う。出会えたらまた出会いたいし、もし出会えなかったら今度は出会いたいと思うのだろう。

誰かが言っていた...

「したい人、10000人。始める人、100人。続ける人、1人。」

でも、僕にとってみたら、続けることを意識したわけではなく、演劇を辞めようと思ったことは一度もないし、これからも辞めようとも一切思わない。こんなに「すてきせき」に出会るものは他にはないからだ。そして、もはや僕一人だけでのことではなくて、より多くの人達と一緒に「すてきせき」に出会い、共感したいのだと思うのだ。

だから、これを永遠に繰り返す...。

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