ミッドナイト・コンフェッション

いつしか毎晩のように酒を飲むようになっていた。何だか色んな事が毎日あり、潤滑油でも体にいれなくてはやってらんない。それは普通なのかもしれないが、僕がいかに今までストレスフリーで生きてきたかが解る。

先日、友人に連れられて初めて可愛い若い娘が酒を進める店に行った。キャバクラとか高価な場所ではなくて、ただのバー。でも若い娘が一緒に座ったりしてくれて話しをしてくれる。向こうにとってはこれが仕事。その瞬間だけの時間を楽しませるのに精一杯頑張ってくれる。多分酔った勢いで話してるくだらない内容を本気で聞いてなくても、それはそれでいいのだろう。仕事の時はみんな演じているものだ。演じることとは嘘ではない。

僕も仕事をするために生きているのだろう。だから自分に与えられた仕事だけではなく、それ以上に自分のポテンシャルを活用させるためにチャレンジし、もっともっと仕事を自分で作る。頼まれた事はとりあえず断らない。そしてもがく。

僕には完全に一日休みと言う日は無い。ストレスが溜まる。でも、それでいいのだ。やるべき事があるのだから。自分に何かやることがいつもあれば、それをやることで邪魔者扱いされることも無い。誰かにウザイと思われることも少なくなる。馬鹿みたいな理想を描く時間も風呂に入っている間に「ひとりぼっち」で考えるだけだ。夜中になっても眠れなくても、それは明日になればまた新しい日が始まるのだから、それでいい。夜明けを迎えることで安心する。その頃には酒も抜けている。眠くてもコーヒーとメガシャキが僕をまた走らせてくれる。

何のためにもがいているのか。それは誰かに認められるためなのだろうか。僕のやる事や生きている世界に興味をもってもらうためたのか。でも共感してもらえるように価値があるものなのか。

僕がもがくことはきっと夜中中ずっと泣き続ける秋の虫と同じであり、そうする行為には何も理由は無く、それを変えることも必要もない。だから僕も今日ももがき、そして酔いつぶれて数時間気を失えば、また明日が来る。

明日のセブンイレブンのおでんもきっと美味しい。

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