誰にも邪魔されずに


青空の下、河辺で一人でボンヤリと本を読んだりしてる。しばらくは次の予定を忘れて、この瞬間に目の前にある景色や自然とたわむれる。風が爽やかで気持ちがいい。僕がここに一人で居ることを誰も知らない。淋しがり屋の僕なのに、時より姿を消してみたくなる。もし僕がこの河から落ちて溺れて流されたとしたら、手送れで発見されるだろう。別に死にたいとかではないが、ダークな妄想にかられたりする。時より太陽が暑く照らし、まだまだ秋ではないことを知らせてくれる。遠くに見える田んぼはフワフワしたカーペットのようで、あの上でうたた寝をしたらどんなに気持ちいいんだろう。なにげない美しさの中には夢がいっぱい詰まってそうだ。河の流れの音とツクツクボウシの声と風でたなびく草の音が絶妙なアンサンブルとなり、こんな何も無い場所を演出してくれる。癒される。自然と過ごすことで美を身体で感じとる。時間に追われる毎日から開放される。誰にも邪魔されずに…

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