「最後の小学校」を読了

このブログを書くきっかけを与えてくれた人が、よく本の感想を書いていた。僕も真似をしたことがある。だが、なかなか上手くかけない。だけど、知り合いの秋山君が書いた「最後の小学校」を読了した直後に何か感じたことを書き留めておきたい。

著者を知っている本って、そうそうない。それも、この本が描く世界に二度も足を運んでいて、その情景や登場人物が鮮明に思い浮かぶ。ある意味、本なんだけど、映画を見ているようだ。

秋山君との出会いは、親しくしている音楽家の弓削田さんの紹介だった。佐賀市での会合で初めてお話しをした時から、熱く教育について語りあった。その時に、僕は向島に足を運ぶことを心の中から決めていた。島では貴重な時間を過ごさせてもらった。そんなに長い付き合いがある訳ではないのに、本の中で紹介をしてくれたことに恐縮するばがりだ。


読みながら色々と考えた。長ったらしい感想文を書いているわけではないので、単純に今感じていることを表現すると、出会いというものに感謝している。もちろん、秋山君や弓削田さん、でも、たった一人の小学生のさつきさんのように、今まで出会った人全員のおかげ今の自分があり、一緒にいたり一緒にいれなかったりするけど、繋がっているから一人ではないということが、どれだけ心強いだろうか。

「あなたは一人じゃない。どんなときも必ず味方がいます。」

そして、NYCに居る親友のことを思った。しばらく声さえもきいていない。でも、きっと幸せに生きているって安心感がある。だから今、僕は一緒にいなくても大丈夫。なんか、そんなことを思えたら少し心が軽くなった。

「海を隔てても、遠く離れていても、同じ時を生きていこう。」

 そう思える人がどこかにいる。それはきっと自分の生きていく糧になる。そんな自分はきっと幸せなのだろう。

「また、いつの日にか会いにいくから...」

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