日本に帰ってきて丸3年たったよ

2008年6月26日に、僕はニューヨークのJFK空港から成田空港へ本帰りした。あの飛行機の中で色んなことを考えたけど、内容なんてあんまり覚えてない。ただ、14年って長かったと思っていたに違いない。

今だから言えるけど、不安で不安で仕方が無かった。スーツケースと現金以外は何も持たずに帰ってきた。社会的地位とか名誉とか肩書きとかも全部置いてきた。また、一からやり直しだった。

でも、ある意味リセットするのってスゴい体験だと思う。短い人生の中で、やり直すチャンスってなかなかない。そうせざるおえないのではなくて、あえてそうするのも珍しのではなかろうか。

今まで働いたことがなかった日本。新しい出会い。使うのに慣れてなかった日本語。自分がどれだけ、この場所で何ができるかわからない。出来ることを片っ端から始める。失敗なんて今さら恐れる暇はない。できるだけ早く、自分の存在をあらゆる人達に知って欲しかった。

濃密な3年だった。改めてそう思う。一日何も無い日は数日しかなかっただろう。いつもギリギリで期限に間に合わせて、時間も余裕無く動いていた。

忙しいことややることがあることに充実感を感じる時は、自分が日本人であることをつくづく感じる。なんだかんだいって、人生面白い。ただ、欲張りだから生き急いでしまう。短い人生の中で、やれることは全部やりたいと思ってしまう。

感謝はしても、満足はしない。次につなげることや新たなチャレンジを考えてしまう。

それでいい。生あるうちに全てを使いきろう。伝えたいことを全部伝えよう。僕がいなくなった世の中にすこしでもつながるように。

今日、99歳の祖母に会いにいった。

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