星空が素敵な夜に一人で考える．．．

多久の田舎町の晴れ夜の星空は素敵だ。気を張りつめていたリハーサルから解放されたかのように外に出た瞬間、降ってきそうな星たちに出会う。しばらく見上げる。首が痛くなる。寒い。でも、素敵な星空を見ながら色々と考える。

今夜もリハーサル中に色々とぴりぴりしていた。あまりそんな自分が好きではない。だが、怒らないといけないこともある。それでも、優し過ぎると人は僕に言う。甘いから指導が行き届いていないと言う意味だと僕は解釈する。

今日のリハの最後に一言何か言わなくてはと思い、素直に言ってみた。「僕がやりたかったことは皆さんに輝いてもらうこと。」人にはそれぞれに輝きかたがあって、それをお客さんに見てもらいたい。感じてもらいたい。

参加者の年配の女性が一人、あまり体調が良く無い人がいる。その人が残した言葉に胸を打たれた。「ミュージカルの練習、体が動きますように。」体があまり思う様に動かないけど、いつも練習を心待ちにしてくれて、来たときは一生懸命に頑張って楽しんでくれる。本番で、舞台の上での晴れ姿を見た時に、彼女自身も、また見ている方も感動するだろう。

それぞれの参加者に色んなドラマがあって、それがいっぱい詰まった公演に今回なりそうだ。