演劇公演をひかえて…

今週末に演劇に出演することになっている。日本語では初めての本格的な芝居だ。近年は舞踏系のムーブメント・ダンスでの公演はやっていたが、実は普通の芝居というものをやったのは大学院にいたときの2003年に阿部公房の「緑のストッキング」英語訳版にワシントンDCの劇団の公演に出演させてもらったのが最後である。あれから普通の芝居に出ることよりも、演劇の先生になる道を突っ走っていき、教えることに関してはブランクは全く無いが、実際に自分でやるのは6年ぶりである。

言い訳としか言いようがないが…「なまっている」の一言につきる。体も言葉も。

稽古のときは毎回自分との戦いである。演出さんに言われることは十分に頭で理解して自分なりに考えてイメージがわいていくるが、その通りにできない自分がもどかしい。できない自分が嫌になったり、ちょっとできたら自信が少しだけ増えたりするのを繰り返す。言葉は時々キツイ。でも演出さんはとってもフェアな人であり、芝居に対する思いは熱い。

自分が初心者では無いという馬鹿みたいなプライドが邪魔をしているが、結局ステージに立つときは出演者全員が同じ土俵で戦うことなので昔のことなんか関係ない。その場でその瞬間にできるかできないかと言う事だ。それにつきる。

頑張るのは当たり前。最後は自分を信じるだけ。いくら誰に何を言われても。いくら駄目出しをくらっても。

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