劇「アンテゴネ」 と演劇祭

昨夜は僕の大学の劇「アンテゴネ」がアメリカ大学演劇祭地区大会で公演された。その会場になっている劇場で行われたのだが、とにかく大変だった。まずはトラック2台で持って来た大道具/照明と音響器具/衣装/小道具などを劇場に搬入。そしてすぐに大道具を組み立てる作業にはいる。生徒役60人が先生達の指示により行われ、6時間程終了。

翌朝、公演当日、朝から照明と音響の作業が始まり、それが思ったより時間が取られて午後4時ぐらいまでかかってしまった。それから、役者達と一緒に照明と音響の調節にかかる。午後7時にやっと準備完了。午後8時の公演。

今までで一番良かったパフォーマンスをしてくれた。あまりにも感激してしまい、涙が出て止まらない。大変だったけど、全てが上手く行く瞬間は口では表現できないくらいに美しい。そんなに美しいものを見ていると涙が出ないほうがおかしいと思うのはきっと僕だけだろう。感受性が豊だと言われるが、ただ単に涙もろいだけなのが事実だ。

午後10時公演終了、そしてすぐに後片付けに入る。またまた60人の学生が先生達の指示のもとに働きはじめる。大道具を崩して、照明と音響器具/衣装/小道具などを片付けて、全てトラック2台にまた詰め込む。掃除までして、午前1時にやっと全てが終わった。

今朝は午前10時から僕はワークショップをしなくてはならなく、寝不足と疲労感の中、24人の学生を相手に2時間とにかく元気を絞り出す。学生のエネルギーを貰うとのってくる。冗談を沢山言いながら、笑って教える。終わったあと、「良かった」とか「ありがとう」と言ってくれる学生と話しているとやって良かったなと思えた。その後も夜までイベントが続き、演劇ばかりやっている演劇祭最終日になり、こんな日が僕の誕生日であることに幸せを感じた。

33歳になった。

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