77-77

先日の夜、国道34号線を車で走っていた。そしたら、前に現れた軽自動車のナンバープレートが「77-77」だった。何かラッキーとか思いながら、その車を追い越して、その車の前に出ると、なんと、前の普通自動車のナンバープレートも「77-77」だったのだ。つまり、「77-77」の車の間に挟まれたことになる。面白くなってテンションが上がるとともに、これからなんだか良い事が起きそうな予感がした。

くだらないことかもしれないし、ただの偶然かもしれない。それでも、予感がする気になって生きると何だかいいことが起きそうである。

そう、それでいい。

大好きなパウロコエーリョの「アルケミスト」の中で老人が言った台詞を思い出す。

「前兆に気が付くようになるのだよ。そして、それに従って行きなさい。」

ただ、「77-77」に囲まれたことが何かの前兆だというのは言い過ぎかもしれない。だが、何かに「運命」というものを感じて生きると、夢を旅することができるように僕は思う。また、いかに前兆を感じとることができるかが、芸術家としてのライフラインのような気がする。

僕は芸術家としてそんなに凄い作品は今まで作り上げてはいない。だが、作り上げていくプロセスで、インスピレーションを感じたり、「何か」が降りてきたりする。これを受け取る感性、それを邪魔するもの、それを導くものが全て共存しながらコンプレックスな芸術作品が生まれてくるのだろう。その時にしか生まれないものとして。

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