103歳になる祖母

私の祖母は103歳になる。少しばかり認知症があるが、完全にボケてはいない。僕は、お正月、敬老の日、お盆、誕生日ぐらいしか顔を見せにいかないが、それでも僕が誰であるかとういうことを思い出してくれて、喜んでくれる。

というわけで、今年もお盆に会いにいった。

祖父、息子(私の父を含む2人)に先立たれている祖母。まだ、祖父のもとへは行きたくないと本人は言っている。

赤ちゃんのように何も一人ではもうできない祖母を介護しているのは、80代の叔母である。大変なんて簡単な言葉じゃ済まされないだろう。叔母と祖母の姿を見ていると、色々と考えさせられる。

私はこの2人には何もしてあげることができていない。たまに会いにいくだけ。何かの手伝いをするわけでもない。

それで良いのだろうか…?
私のような生ぬるい生き方をしていて良いのだろうか?
子育てもしていない自分は、誰かのお世話をするということを知らずに生きていくのだろうか?死んでいくのだろうか?

考えても仕方ないけど。家族や親族に費やすことのない労力や時間があるから、それを目一杯使って、誰かのためになることをしようと思う。

それがせめてもの償いなのかもしれない。

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