ノスタルジアMMXII


ノスタルジア...

いつかどこかで失われた瞬間が見えるようで見えない。胸の奥が呼吸して、記憶が生きていることを主張してくる。痛いような、えぐられるような、穴があいたような...でも心地よいような。いつかきっと忘れてしまう記憶は、予期せぬ時に僕の胸を容赦なく襲う。

昔が今の自分を創るなんてきれいごとで過去は済まされない。過去とは本気で生ききった証なのだから。予期せぬ時に自分勝手によみがえってくることもある。「思い出」という言葉はキレイすぎる。後悔をしたり、過去に戻りたいと思うことだってあるのだから。

たとえ汚くても、間違ったことをしたとしても、誰かを傷つけてしまったとしても、偽善的な「思い出」とかではなく、本当の意味で、その過去があるから今の自分があるのだと思いたい。



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