MAGIC IF

「Magic If」=「もし自分がその状況にいたらどうするのか?どうなるのか?どんな気持ちになるのか?」

全ての演技はその想像力から始まると言った、現代の演劇の父と言われるスタニスラフスキーの言葉である。演技をするのはあくまでも自分なのだから、本当はその役になりきることはできない。自分は全てを体験することが出来ない。犯罪者の役をやるからと言って、犯罪をおかしてはならない。だけど、その人の立場に自分を置いてみて想像することはできる。

いじめや自殺という問題を演技の授業をやることによって回避できないだろうか。自分がその人の立場になってみるということを、「Magic If」でどんな気持ちになるか想像する。加害者と被害者の両方の立場を考える。いじめは人間の行動だから、本当はやってみたり、やられてみないと、どんな気持ちになるか解らないと言う人もいるだろう。だけど、そんなことをして良い悪いを学ぶわけにはいかない。ならば、想像してみるしかない。

一人だけの想像は限られていることがる。違う想像と出会い、科学反応が起き、今まで思いつきもしなかった、その時しか生まれてこない想像へと進化する。そうやって想像できるからこそ、人間は今まで素晴らしいものを作りあげ、文明は発展してきたと思う。想像して、ビジョンを見ることで、目標や夢を達成してきたに違いない。

「もしもボックス」というドラえもんの道具を思い出した...。

コメント

人気の投稿