春は複雑な気持ちです

春は節目の季節です。色々と心配したり、ときには憂鬱になります。

道場に来ている高3や中3が受験の結果報告に来てくれます。みんながみんな希望校に受かるとは限りません。長く道場に通って来ている生徒なので、我が子は持ったことが無いけれど、我が子のように心配になります。受かって欲しいのは山々だけど、僕が出来ることはあまり無いのが現実です。

そして節目の季節でもあります...。

先代のカリスマ古賀先生の時でさえも、節目に道場を去って行く子ども達は沢山いたそうです。その度にきっと古賀先生は胸を痛められていらっしゃったに違いありません。僕も同じ気持ちになっています。これを防ぐことはきっと難しいでしょう。今まで続けてきて、やっと少しできるようになったのに辞める子ども達は、非常にもったいないと思います。続けることで伸びるのです。この30年の歴史の中、道場に10年続けて習いに来た生徒も多いです。実際にそう言う生徒を見ていると、継続したからこそ滲みでてくる自信があったりします。英語力ということよりも、人前ではっきりと自分の意見が言えたり、クリエイティブなアイデアを実践する力があったりします。人間力が育つのです。

これは決して僕の大げさな、はったりではありません。

今回、佐賀県が出している21世紀使節団に、高校3年生の道場生が参加しています。164人県内から応募があり10人選ばれた中の1人なのです。また、大学生の使節団では、道場OBが1人選ばれています。僕は佐賀県から依頼され、高校生の事前研修会で「世界に雄飛する君たちへ」というタイトルで講演会をしてきました。大学生の使節団の通訳には、道場関係者が通訳として抜擢されました。さらに、カリフォルニア州での現地でのお世話役も、地球市民の会関係でつながっている人でした。

佐賀県が大隈重信記念金貨で自治体に支給される3500万円というお金を、若者のグローバル人材育成に投資しようとした際に、これだけ古賀英語道場関係者が関わるのは、古賀英語道場の「世界で活躍できる人材を育成する」というビジョンが正しい道であると立証されているのです。今回の使節団のようなチャンスが巡って来た時に、世界へ羽ばたける準備を着々と道場生はしていたのです。

古賀英語道場に長く通うことで、子ども達は国際人として育って行くのは間違いないのです。もし、そのような人材をこれから日本や社会で必要が無いと言うのなら、すぐにでも道場を辞めてもかまいません。ですが、きっとこれからの社会はもっともっと国際化が進むはずです。そんな時が来てから、「あの時続けておけば良かった」では遅いのです。継続して準備をしておく必要があるのです。今だけを見つめるのでは無く、先を見て行かなくてはならないのです。

今日は英語カルタ大会でした。子ども達の笑顔が素敵でした。道場でこんな良い顔をしているのだから、子ども達にとってきっと健やかに育って行く場所なんだと思います。みんな高校3年生になるまで続けてもらいたいものです。大学合格を報告しに来て欲しいものです。全員がそこまで続くなんてことは、きっと無いけれど、ただ、ただ、もったいないと思うから、辞めて欲しくないのです。

ただ、それだけです。

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