祖母が亡くなりました

105歳になる祖母が正月を越してから亡くなったしまった。老衰で眠るように、何も苦しまずに息を引き取ったそうだ。大正元年生まれで、大正、昭和、平成の世の中を駆け抜けた。大往生だと思う。

安らかに横たわる姿を見て、僕は涙がでるというよりは、そこにしばらく一緒にいたいと思うくらいの安心感があった。冷たくなった体だとか、霊の存在だとか、普段は怖いものを思ってしまうものが何もなかった。

何かと忙しい日々を過ごしていると、会いにいきたいと思っていても1年に数回、会いに生きればいい方。暦は勝手に流れていき、僕はきっともっと顔を見せに行くことができたのではないかと思ってしまう。

これは仕方のないこと。生きていれば先に逝ってしまう人がいる。逝ってしまった人のことを胸に、また明日を歩みだすしかない。

なんとも何もまだやる気が起きないが、忙しい日々が始まれば、忘れてしまうのだろう。それも人間らしい。

君も私もいつか
この世にいなくなる
だけど生きるよ
心だけは
きっと誰かの中で

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