どこに向かって歩み続けるのか
東欧を旅していた際に見つけたポストカード。確か、ポーランドかチェコだったと思うが、定かではない。
ある意味、人間はみんな綱渡りしているわけで、保障なんてものはない。いつ何が起こるかわからない。少しずつ前に向かって進んでいるだけだ。それにこの絵が描いているように、なんとなく向かっている場所はわかっているふりをしているだけで、本当はわかってはいない。ただただ進むだけだ。後戻りもできない。
目標や夢、やりたいこと、いってみたいところはいっぱいある。まっすぐに進むわけでもなく、色々と歩む道をそれたりするのだろう。しかし、その先に何があるのか。更なる目的を探していくのか。欲が野心が出てくるのか。ここまできたのだから、もっと進んでみようと思うのだろうか。これは永遠に続くのだろうか。
生きていく理由はいっぱいあると思う。だけど、目的を失くした時に人はどうするのだろうか。ある夢がかなってから、その先が見えなくなることもあるのではないだろうか。実現できる夢や目標がいっぱいあればいい。だけど、それも無かったら、ずっと夢を見続けるだけになる。それはそれで、いいのかもしれない。みんなの夢が叶うなんてことは絶対にありえない。
ある時、自分のやりたいことから、だんだんと社会がどうなって欲しいかと言う考えにかわっていった。もちろん、それは自分の夢を捨てたわけではない。後世に何を残すかとか、人を育てることを考えるようになった。だけど、もしかしたらこれは自分の思い上がりなのかも知れない。後世に残すべき、次の世代に伝える価値が本当にあるものを僕が持っているのか。与えることができるのか。
これからの生き様が問われる。70代、80代まで生きたとしたら、その時に、何か社会のために少しもできることがあったのだと思えるのか。そんな実績を残すことができているのか。
自己満足だけで終わらない人生を送りたいものだ。

コメント