先が見えること、見えないこと

ブログを１ヶ月以上放置していた。4月の2つの大きな公演を終えて、少しばかり燃え尽きた感じだった。そしてこの一ヶ月ちょっとも結構濃密であり、ブログを更新する意欲がなかった。

最近、ある人に聞かれた。まあ、これは前からも他の人にも聞かれてきたことであろう。

「これからどうしたいのか？」「数年後が見えているのか？」

僕には見えていないというのが正直な答えだ。迷っているというわけでもない。目の前にあること、やりたいこと、やるべきこと、やらなければならないこと、 やらなくていいこと、やりたくないこと、全部をとにかくやり続けている。一度動き出したものを、辞める感覚は僕にはあまりない。だから、何だかんだで続けてしまう自分は、当然のごとくオーバーキャパシティになる。新しい仕事も増えていく一方だ。

実はここ数年で大きな変化が起きることは予測している。この２年間である程度のものを整理したいと考えている。それは、人を裏切ることも含まれる。がっかりさせることも。非難されることも。ハートをえぐられることも覚悟しなくてはならない。

今やっている何かを辞めて何かを残し、残りの人生約３５年〜４０年をどうしたいのか、そして先が見えるようにする時期は、もうとっくに来ている。何でも屋ではなく、先が見えて、しがらみから放たれた時に、きっと僕はもっと自分のポテンシャルを発揮できると思う。

今の生き方に無駄が多い。どっちみち、僕は一つのことは出来ない。常にマルチな生き方をするだろう。だけど、僕がやらなくてもいいことから解放されたい。こんなことは頭の中でわかっても、実際に行動に移せるかが問題なのだろうけど。